第10章 3秒の勝敗と雨の電話
しばらくして、
「緑間っち、ホラ。コゲるっすよ?」
「食べるような気分なはずないだろう」
緑間は、先程の試合の事が、まだ気にくわなかったらしい
それと、もう1つ
一度、黒子達に負けた黄瀬
その黄瀬が、黒子達と普通に同席している
黄瀬の行動に、緑間は理解出来なかった
その事に関して、黄瀬は
「そりゃあ…」
黒子達に目を向け、
「当然、リベンジするっスよ。インターハイの舞台でね」
それは、黄瀬からの宣戦布告だった
「次は負けねぇっスよ」
自信満々の黄瀬
布告を受けた火神は、食べていたお好み焼きを食べ、
「ハッ、望むとこだよ」
布告をのんだ