第10章 3秒の勝敗と雨の電話
黒子、火神、舞花の誠凛組と黄瀬、緑間の座る席に、重々しいものが伝わってくる
その重々しい沈黙から、最初に声を発したのは、黒子
「…とりあえず、何か頼みませんか。お腹へりました」
黒子と火神、舞花は、注文を頼む
「いか玉、ブタ玉、ミックス玉、たこ玉、ブタキムチ玉…」
「なんの呪文ッスか、それ!?」
「頼みすぎなのだよ!!」
あまりにも、量の多い注文に驚く、黄瀬と緑間
「大丈夫です。火神君1人で、食べますから」
「うん、いつもの事だし」
普段から、よく食べる火神を見ている黒子と舞花は、当たり前の事で驚かない
「本当に人間か!?」