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集いしキセキとバスケ
第10章 3秒の勝敗と雨の電話
「それに、もう良いのよ。終わった事だし」
舞花は、あははと笑った
……が、それは舞花としては、だ
長い間、舞花と一緒にいた緑間には分かる
中学校時代、舞花は一途に"アイツ"を思っていた
それは今もだ
舞花は、今
"泣きそうな顔"しながら、笑っていた
「…………」
それはまた、長い間舞花を見ていた緑間も、同じような事だった
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