第9章 新披露技と雨と旧友
「さっきの予想だけど、試合終わってみねーとマジ分かんねーよー」
共にバスケをしていた青峰だから分かる
「どっちも土壇場に強ーからな~、伊達に全中3連覇はしてね~よ~?」
同じ時を一緒にいたからこそ、見えるもの
だが、今となっては、それが鈍くなっている
あの時から―――……
――――……
試合は、誠凛が追い付き、74対78と4点差まで縮めた
「まさか、ここまで追いすがるとはな…」
「緑間君は昔、ダンクを2点しか取れないシュートと言ってました。キミの3点(スリー)は…、確かに凄いです」
昔、寄り道しながら、メンバー達と一緒帰っていた時の事、
話は、カッコいいシュートの話になっていて、一緒にいた黄瀬はダンクと答える
しかし、緑間は2点のダンクより3点貰える、より遠くから撃つ方が良いと言った
しかし、
「けど、ボクはチームに勢いをつけた、さっきのダンクも、点数以上に価値のあるシュートだと思います」
試合時間、残り3分
果たして、勝つのはどっちだ