• テキストサイズ

集いしキセキとバスケ

第9章 新披露技と雨と旧友



「黒子…。悔しいけど、カントクの言う通りだわ」

最後の1回を跳んだ火神は、脚に限界がきていた

「あんまり、言いたかねぇけど…、あとは頼む…」

黒子の肩を叩く

「…はい」

会場の外は、今にも降り出しそうな曇り空が、会場を見ていた


―――――………


此処は、別の高校の体育館

「あー…、ダリー…」

そこには、ステージで寝転がり、右手の人差し指だけで回す、気怠そうな男がいた


「青峰君!!」

そこに来たのは、ピンク色でロングヘアーの女の子が、入って来る

「ちょっと!また仮病で試合休んだの!?」

「だぁあって、どうせ勝つよー。めんどくせー」

「もう!」

どうやら、青峰と呼ばれる男は、試合をサボったらしい


「あと今、テツ君と白ちゃんのとこも、ミドリンと試合してるらしーねっ!」

「へーほー」

どうやら、2人は海常の黄瀬、秀徳の緑間といったように、舞花や黒子を知る人物のようだ


「まーやっぱ~~、テツ君達かな。勝つの!」

女の子は、持っていた棒つきアイスをかじる

「なんたって、テツ君は私が惚れた男だしね!」


彼女の名前は、桃井さつき

彼女も帝光中出身で、バスケ部のマネージャーをしていた


そして、彼女と会話している男、青峰

桃井とは、幼馴染みである

彼もまた、帝光中出身のバスケ部に所属していた

そして、キセキの世代と呼ばれた1人でもあり―――……


/ 183ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp