第9章 新披露技と雨と旧友
誠凛は着々に、点数を稼ぐ
残り2分で、ようやく2点差まで持ち込んだ
そんな時、秀徳側がタイムアウトを出した
「可能性的に、来ますね」
相手ベンチの様子を見ていた舞花が、呟く
「そうね。それなら、好都合!」
カントクは、クスリと笑いながら、答える
タイムアウト終了後、秀徳は火神をブロックし、その間緑間が攻める
「そう来ると思ったわ!黒子君が機能した時の凄さは、チームの攻撃力アップの他に、もう一つある…」
バチィッ!
「スティールも増えるのよ」
火神のハッタリがバレれば、パスは緑間に集中する
言わば、パスは緑間の場所と言っているようなものだ