第9章 新披露技と雨と旧友
試合は、秀徳から
ボールは直ぐ、緑間のもとに
「もうお前に、俺のシュートは止められない」
緑間は、跳ぶ
「げえ!!リスタートが速い!!火神―――……!!」
「(確かにもう、ポンコツ寸前だ。けどまだ、完全に打ち止めじゃねーよ!!)」
火神は、先程のインターバルでの、話を思い出していた
―――――……
「黒子の新しいパス…!?」
「黒君、それって……」
一緒にいた舞花には分かるが、他のみんなは黒子の新技に驚く
そして、少し疑問が残る
「なんで今まで…」
「捕れる人が限られるんです…。けど、今の火神君なら、捕れるかも知れません」
「確か、あのパスは限られた人のみだけど、火神君だけじゃあ……」
舞花の言葉に、黒子は頷く