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【HQ東】君の相手をこの俺に

第4章 最後の思い出1


そう菅原に突っ込まれる東峰の顔は真っ赤で、なぜかと言うと
『頑張れ』
と夜久のもとへ行く際で、ポンと背に手をあてて応援されたのだ。
「·····それだけで!!!??」
旭が良いならそれで良いけど、それだけ?それだけでいいの?なんなの?シャイなの?知ってるけど!!!と思いを巡らせる菅原に
「良いんスか旭さん!あんな他校の奴等に取られてばっかで!!!」
とビシッと田中が音駒と練習している名をさす。
「うるさい田中!」
と名が合いの手を入れ、それを夜久に注意され田中がしてやったりと言う顔する。が、
「いいから練習すっぞお前等ーーー!!!!!」
と澤村の一喝で烏野もやっと居残り練に入る。
「今年名の集中力がないのは烏野のせいか?」
「あるよ!集中力!」
「どうだかなぁ」
と夜久は呆れた顔をする。
「リエーフ!だから高く飛び過ぎだ!!!」
ホームメンバーがいるだけでいつもの練習がさらに楽しく思うなんて凄いし、集中力がかけている事に気づく夜久も凄いと思いながら練習に付き合う名。
「ちゃんとやらないと日向を越せないよ!!」
「え?俺日向より下なんすか?!?」
「「当たり前だ!!!」」
そして練習後、死んだリエーフの対応をして食事と寝支度を終えて部屋へ。そうして1日が終わり、また次の日が終わり、1日が終わるにつれ烏野の点数が上がっていった。たまに音駒の練習を見ていると猫又監督が烏野を見てにやついている事に気づく。烏野のコーチが烏養監督のお孫さんだなんて驚き。
「凄いなぁ烏野」
その呟きを小鹿野は聞き逃さず
「あいつ等やっぱり凄いか」
ときけば頷く名
「名ちゃんの強豪校の見極め凄いよね」
大滝がそう言うと
「バレーよく分かってねーのにな!!」
と小鹿野。確かに基本しか頭に入っていないがなんとなく強豪校になるチームは見ていると分かってくる。なんたって中学からずっとこの夏の過ごし方なのだ。
「なのにバレー分かってねーとかねーわ」
「うっさいブロッコリー」
「黒尾のマネすんな!」
「はいはい、そこまでー」
ここに要る全員を一年生の頃から知っている。さらには
「名!ほら!見ろ!あいつ!あれ!」
「バレーとかしらんよー」
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