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【HQ】岩ちゃんが男前過ぎて今日も私は死にそうです

第2章 女の子


「…ってえなあ!この暴力女!」


 伸びていたと思ったナンパ男は打ち付けられた腰を抑えながら起き上がった。私を背中に庇うようにしてソイツの前に立ってくれた岩ちゃん。これ、喧嘩とかなったらヤバくない?


「三条!コイツが新しい男かよ!お前は中学の時から何も変わってねえな!この事、」
「こっちです!」


 ちーちゃんの声と共に警備の人が駆け付けた。それに続くようにみのりんや及川くん達の姿が見えた。そして、マッキーに絡んで来たソイツは警備の人に連れられてその場を後にした。連れて行かれる時も、マッキーの名前を呼びながら不穏な言葉を叫んでいた。


「マッキー!」


 誰よりも早くマッキーの元に駆け付けたみのりんはマッキーの肩を抱いた。


「もう大丈夫だからね。」
 

 いつも凛としているマッキーが凄く小さく見えた。


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