【HQ】岩ちゃんが男前過ぎて今日も私は死にそうです
第2章 女の子
最終セット。青城側の応援は益々力が入っていた。現在点差は一点。青城がリードしてるけど、烏野も負けてない。
烏野のエースの強烈なスパイク。及川くんがそれを拾ったけど、ファーストタッチがセッター。攻撃が単調になってしまう。
「渡っち!」
「ハイ!」
及川くんに名前を呼ばれたリベロの子が線ギリギリで踏み込んでそのまま及川くんにトスを上げ、それを及川くんはバックアタックで決めた。
「…っ!」
みのりんと顔を合わせ、声にならない感動を手を取り合って分かち合った。何今の。リベロの子、トス上手過ぎでしょ…!それに及川くんも、トスも上手くてサーブも凄くて、攻撃も出来るとか完璧…!
その後、及川くんの強烈なサーブは返され、烏野のエースの人のスパイク。それを花巻くんが返したけど、そのままボールは相手コートへ。けど、ネットギリギリからの及川くんのセットアップ。それをドンピシャのタイミングで岩ちゃんが攻撃へと繋いだ。三点差。
「ねえ!青城めっちゃいい感じじゃん!?」
「もうヤバい。バレーやりた過ぎてヤバい。」
「郁のボキャブラリーの方がヤバいんじゃない?ヤバいしか言ってないし。」
「だってマッキー!あんな熱い試合見せられたら興奮すんじゃん!」
「えー…今日もこの後バレーすんの?帰って寝たいんだけど。」
「ちーちゃん!そんな事言わない!」