【HQ】岩ちゃんが男前過ぎて今日も私は死にそうです
第2章 女の子
それから青城と烏野の点差は開いていき、四点差のまま試合が進んでいった。
「てか、及川くんのサーブ、ヤバくない?」
「ね!超カッコいい!」
「拾ってみたい!」
多分全然返せないだろうけど。
「てかさ、あの坊主の人、ちょっと可哀想じゃない?あんなに集中して狙われてさ。」
「ちょっとマッキー!烏野の肩持つワケ!?」
「単に及川嫌いなだけ。」
バレーは〝繋ぐ〟事が大事なスポーツ。それが出来なきゃゲームが成立しない。確かにあれだけ狙われたら精神的にしんどいけど、
「それをどうするかって考えるのが楽しんじゃん。」
このまま及川くんが流れを持っていくかと思ったのに、烏野の坊主の人は、自身の力で青城ムードを打ち崩した。…凄い。青城が凄いのは勿論の事だけど、烏野も全然負けてないじゃん…!