【HQ】岩ちゃんが男前過ぎて今日も私は死にそうです
第1章 大胆な告白
「てかさ、青葉城西の王子様って言ったらさ、あの人じゃないの?バレー部主将の及川徹。」
「オイ…カワ?誰それ?有名人?」
「有名人も有名人。宮城のイケメンって言ったら絶対名前が上がる位。」
そう言って携帯を触るみのりん。スワイプさせる手を止めると、ああ、これこれ。と言って、携帯を私達の前に差し出した。
「ね?イケメンっしょ?」
液晶画面に映し出されたのは、昨日私に告白してきた岩ちゃんと一緒にいたクソ川くんだった。
「コイツコイツ!郁に告白してきた奴の友達!郁の王子様!」
そう言ってちーちゃんは噴き出すと、またお腹を抱えて笑い出した。
「もう!ちーちゃん!」
「でも、まさか郁に春が来るとはねー。」
「ねー。」
「で、今日から早速デート?」
「え?なんで?」
私の返答にみのりんとマッキーはキョトン顔をすると、ちーちゃんが口を開いた。
「それがさ、相手の男の子、好きだって言ったのにさ、付き合ってくれじゃなくて、友達になってくれって言ったのよ!小学生かよ!」
「何それ!?超ウケる!」
再び三人は笑い出した。