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【HQ】岩ちゃんが男前過ぎて今日も私は死にそうです

第2章 女の子


 そして待ちに待った土曜日がやってきた。


『おはよう!今日は頑張ってね!皆で気合い入れて応援行くから!』


 身支度を済ませ、家を出る前に岩ちゃんにメッセージを送った。試合前だし、返信は来ないだろうと思っていたのに、『おう』とだけ書かれた短い返事に思わず頬が緩んだ。
 程なくしてちーちゃんが家にやってきて、仙台体育館へと向かった。


「郁、ちー!遅いよ!」


 待ち合わせ場所に着くと、既にそこにはみのりんとマッキーがいた。


「約束の五分前だよー?てか、みのりんが約束の時間前に来るなんて珍しー。」
「一時間前にはここにいたからね。」
「だって試合前に徹と話たかったんだもん。」
「及川くんとは会えたの?」
「うん!」


 嬉しそうに笑うみのりんに釣られ、私も笑った。


「郁は岩ちゃんに会っとかなくて良かったの?」
「うん。ちゃんと頑張ってって伝えたし、後は全力で応援頑張る!」
「何だかんだ言って岩ちゃんと連絡取り合ってんだねー。」
「と、友達なんだから普通でしょ!」


 そう、普通だよ。普通。今日は岩ちゃん達の応援に来たんだし、頑張ってって言うのは当然だし。


「ほら、郁行くよー。」
「あ、うん!」


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