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【HQ】岩ちゃんが男前過ぎて今日も私は死にそうです

第2章 女の子


 ダブルス2、ダブルス1と試合が進み、あっという間に出番が回ってきた。久しぶりの試合に高鳴る気持ちが抑えられず、自然と笑みが浮かんだ。長いラリーも、強烈なスマッシュを返すのも、楽しくて堪らなかった。

 シングルス3、終わってみれば結果は6-4。負けても楽しい事に変わりはないけど、やっぱり勝った方が数百倍面白い!


「ありがとうございました!」


 試合相手である選手と握手を交わし、ベンチへ戻ると、皆に良くやったと褒められた。同じ学校だけど、こうやって助っ人に来なければ、クラスや学年も違う彼女達と肩を叩き合って勝利を噛み締める事は無かった。そう思うと、やっぱり助っ人って楽しいなって思う。
 マッキーに勝利報告をすべく、さっきまでマッキーが立っていた場所に視線を向けたが、そこにマッキーの姿は無かった。もしかして男バレの方に行ったのかな?


「ちょっと飲み物買ってくる!すぐ戻るから!」


 そう言ってコートを出て、マッキーを探した。みのりんがあんだけ言ってたからきっと男バレの方に行くんだろうなとは思ってたけど、いつも試合を見に来てくれる時、マッキーは最後まで試合を見てくれるから、そこにマッキーがいない事に違和感を抱いた。


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