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【HQ】岩ちゃんが男前過ぎて今日も私は死にそうです

第1章 大胆な告白


「郁おはよー!…って、アンタ何その顔!?」
「…ちーちゃん、おはよう。」
「目の下のクマヤバいけど…!何!?あの後岩ちゃんとなんかあった訳!?」


 不意に岩ちゃんの名前を出され、昨日の事を思い出し、顔に熱が集まった。


「な…ないよ!」
「まさか送り狼!?」
「違うから!」


 首が折れるんじゃないかって位激しく首を横に振った。
 昨日、寝ようとしても岩ちゃんに言われた言葉がぐるぐると頭をまわり、考えないようにしようと思えば思う程、岩ちゃんの事が頭から離れなくて、気が付けば朝になっていた。


「てか!ちーちゃんこそ、昨日、松川くんとどうだった訳!?」
「別に何もないけど。」
「ほんとに?」
「うん。」


 ちーちゃんとは物心つく前からずっと一緒にいるけど、お互いに男っ気の無いせいで、恋愛トークをした事が無く、色々聞きたい事もあったが、どうそれを聞くべきか分からず、そこでちーちゃんと松川くんについての話は終わった。


「郁こそ、岩ちゃんとなんかあったんでしょ?」
「は…!?な、無いし!」
「…ふーん?」


 ニヤニヤとした視線にいたたまれない気持ちになる。ちーちゃんは特に何も聞いてこなかったけど、またそれが逆に不気味で、学校に着くまで気持ちが落ち着かなかった。

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