【HQ】岩ちゃんが男前過ぎて今日も私は死にそうです
第1章 大胆な告白
「で、チーム分けどうすんの?」
松川くんにそう言われ、とりあえず女子対男子と返答すると、俺ら負けず嫌いだから女子相手でも手加減出来ないかもよ?なんて言われたから、余計やる気が出た。
「寧ろ、そっちの方が大歓迎!」
興奮気味に言ったのが可笑しかったのか、松川くんはくすくすと笑った。
「永野さんは元気があっていいね。」
そう言って、大きな手で私の頭をくしゃくしゃと撫でる松川くんは何だかお父さんみたいだった。
「おい、松川。」
「はいはい。」
私の頭を撫でていた松川くんの手を岩ちゃんが掴むと、松川くんは面白がるような目線を岩ちゃんに向けた。
「ごめんねー郁ちゃん。うちの岩ちゃん嫉妬深くて。」
「誰がお前のだって?」
そう言って、及川くんの首を背後から絞める岩ちゃん。それを見て笑いが漏れた。
「二人共仲良しだね。」
「どこが!」「そうなんだよね。」
お互いに反する言葉を述べはしたが息がピッタリ。そんな二人を見て、私は笑った。