【HQ】岩ちゃんが男前過ぎて今日も私は死にそうです
第1章 大胆な告白
バスケットコートのある公園に八人で向かい、女子はスカートの下にジャージを履き、岩ちゃん達は、ブレザーを脱いだ。
「うわあ、やっぱ強豪校は体の鍛え方が違うね。」
バレーの強豪校と言えば、うちもそうだけど、必ず名前が上がる青城バレー部の四人。袖まくりをし、現れた腕は逞しかった。特に岩ちゃんの腕は、同じ高校生と思えないくらい鍛えられた腕だった。つい、いつものノリで、ベタベタと岩ちゃんの筋肉を触るとそれを見て花巻くんが笑った。
「岩泉、顔すげー真っ赤になってっから、郁ちゃん、それ位で許してやって。」
花巻くんにそう言われ、岩ちゃんの顔を見ると、確かに真っ赤になっていて、慌てて手を離した。
「ご、ごめん!」
「…いや、大丈夫。」
未だに笑いの収まらない花巻くん。それを見た岩ちゃんは不機嫌そうな顔で花巻くんの足を蹴っていた。