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【HQ】岩ちゃんが男前過ぎて今日も私は死にそうです

第1章 大胆な告白


 そして始まった第三クォーター。前半はマンツーマンだったのに、私だけダブルチーム。思うように動けず、ストレスマッハ。強豪校の選手にこうもがっちりマークされたら流石にしんどい。なんとかマークを引き剥がすも、身長差があって、パスを貰ってもそこから上手く攻撃に繋げない。そのせいで第三クォーターはただ体力がすり減っただけで、いい所無しだった。折角皆がカラオケ中止して来てくれたんだから、ここはバシッと決めたい。私に二人マークがついてるって事は必然的にうちが一人ノーマークになるって事だから、そこから突破口を見付けたい。
 第四クォーターも向こうは戦術を変える気は無いらしく、厳しいディフェンス。こうも自分より遥かに大きい相手に囲まれると、迫力がある。けど、だからと言って退くつもりは毛頭ない。
 なんてカッコつけたけど、やはりダブルチームはしんどくて、第三クォーターよりは動けたけど、流れを変える事も出来ず、点差が少し詰め寄っただけで終わってしまった。


「あー!悔しい!」


 もっと技術があれば、そう思わずにはいられない悔しい結果に終わってしまった。当初みゆみゆに言われたトリプルスコアにはならなかったものの、試合が終わってみれば敗北。どうしようもない悔しさだけが残った。


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