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【HQ】岩ちゃんが男前過ぎて今日も私は死にそうです

第1章 大胆な告白


「郁、ちーちゃんおはよ!ねえ、郁、今日、放課後暇?暇だよね?暇って言って!」


 下駄箱で靴を履き替えていると、去年同じクラスだったみゆみゆにそう尋ねられ、その気迫に押され、暇だよと返答した。


「放課後、助っ人入って!今日練習試合なの!」
「いいよー。」
「よっしゃ!放課後体育館ね!」


 みゆみゆはガッツポーズを取ると、そそくさと階段を登って行った。


「もう郁アンタ部活入れば?」
「えーやだよ。どれか一つになんて決められないし、三年から部活入るとか完全アウェイじゃん。」


 体を動かす事が好き。だからスポーツ全般どれも好きなんだけど、その数あるスポーツの中からどれか一つに決められず、中学の時から、色んな部活の助っ人として、ちょくちょく試合に出させてもらっていた。そしたら色んなスポーツ出来るし、試合にも出させてもらえるし、一石二鳥。一年生の頃は色んな部活からスカウトされてたけど、三年になった今となっては、もう私をスカウトする事を皆諦め、たまに試合の助っ人を頼まれる。それで私は満足だった。私だってまだまだ遊びたい盛りだし、スポーツに全力を注ぐのもいいけど、大好きな友達と遊ぶ時間も大事だから、現状に凄く満足してる。


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