【HQ】岩ちゃんが男前過ぎて今日も私は死にそうです
第1章 大胆な告白
「あのさ、良かったら俺にも連絡先教えてくんねーか?」
「あ、うん。みのりん、岩ちゃんにも連絡先を。」
「ちげーよ。永野の。」
あ、そっか。そうだよね。
「部活中で俺も携帯持ってねえから、適当に書いてくんねえか?」
「うん。」
みのりんから油性ペンを渡され、みのりんが先程及川くんにしたように、岩ちゃんの手を握り、岩ちゃんの左手に自身の連絡先を記入した。それを見て、嬉しそうに表情を綻ばせる岩ちゃんを見て、なんだかまた胸がキュンとした。
「部活終わったら連絡する。」
「うん。」
「及川、そろそろ戻んぞ。」
「あ、待ってよ岩ちゃん!」
遠くなっていく二人の背中を見送ると、ちーちゃんとマッキーがニヤニヤした目付きで私を見ていた。
「な…何?」
「中々いい雰囲気なんじゃないですか?」
「及川はどうかと思ったけど、岩ちゃんはまあ、悪くは無いな。」
「え?なんで!?いいじゃん、及川くん!超イケメン!」
「軽そうな感じが嫌。」
「マッキー男見る目無い!」
「みのりんには言われたく無いんだけど。」