第5章 お仕事【エルヴィン・スミス/微裏】
ああ…………分隊長と気持ちが通じあったんだ…………嬉しいなぁ。
私が隠れながらじーっと見つめていると、ふとこちらを向いた分隊長とバチッと目が合う。
分隊長は周りが見ていないことを確認しているのか右左を確認をして低い位置で手を挙げて軽く微笑んでくれている。
それを見た瞬間私はぶわっと顔が赤くなり手を上げると恥ずかしくなって俯く。
な、なんか………照れるな……………
にやけ顔が止まらなくなっちゃう…………
顔を上げた時には既に分隊長達はいなくなっていた。
また今度お話できればいいなぁ………でも分隊長って忙しそう。
私はごくりとスープを飲み干し食べ終わった皿を片付けた。