第4章 日常【ジャン・キルシュタイン/甘】
『っばっか、お前………ふざけんなよ………そんな………可愛いこと言うな………』
腕の力が更に強くなる。
『………可愛くない、』
『こんな時くらいは素直になれよ』
『……………好き』
『…………ばか、俺もだよ』
『………なぁお前らそういうことはこういう所でやんじゃねぇよ』
『エレン』
ジャンと私は食堂内であったことを途中で忘れていた。
目にも止まらない速さでお互い離れて2人真っ赤になりながら椅子に座った。
まわりからはヒューヒューとひやかしのこえが聞こえてくるがそれどころじゃない
やばい、色々やばい、
視線で死にそう
『』
ジャンの声が聞こえる。お互いテーブルの端の席に座ってしまったので体を乗り出し耳を傾ける
『………っ、お前の席はそこじゃねぇ、だろ』
私は一瞬考えるがすぐに理解し
ジャンの前に座った。
Fin