第2章 ぬいぐるみ【リヴァイ/甘々】
リヴァイside
ガヤガヤと音がすると思ったらガキどもとがいた。は俺とは昔よく会っていた。当の本人は忘れていたがな。ここで会ったとき、すぐにだと気づいたが、それと同時に昔より………いや、言わないでおこう。俺がこいつに夢中になるのにそう時間はかからなかった。
ガキどもはこいつに縫い物をしてもらっていたみたいだった。気に食わねぇ。
『おい』
振り返った新兵は敬礼をするがだけはしなかった。おい、一応上司だぞ
近くに行くと縫い物は男のものだった。くそ、腹が立つ。
の手を掴み部屋へと連行していく。
こいつの汚ぇ下着を見れたことは……まぁ災難だったが、他の男に媚を売るんじゃねぇとだけ言っておきたかった。
こいつは可愛い。………………クソ、言っちまった………まあ事実だが…………だから狙ってるガキどもは多い。噂でよく聞く。
ふと、ベッドの上にあるぬいぐるみに目がいった。
あの端にあるのは…………
確か俺が初めて会ったとき。………あいつは3歳くらいだったな。必死になって作っていたのを覚えていた。犬だと思っていたら猫だと言っていた。
…………まぁとりあえずこいつに忠告しておいたから大丈夫だろう。俺はそのまま部屋を出た。