第2章 ぬいぐるみ【リヴァイ/甘々】
『リヴァイ兵長!!』
後ろからあいつの声がした。
なにか後ろに隠しているのか知らないがもじもじしている。…………クソ、可愛い
隠している手から出てきたのはぬいぐるみだった。
…………いや、ちがう。
俺に似ているぬいぐるみだった。
どうやらは俺が他の人に作るなーって言ったのは自分も欲しかったからじゃないか、と認識したようだった。………俺は他の男に作るな、とは言ったがな………そんな所もこいつらしい。
よくできているものだった。俺が褒めてやると嬉しそうに笑う。
『まて』
帰ろうとするを呼び止めると俺そっくりのぬいぐるみで顔を押さえつける。
『俺のぬいぐるみを作るならもっと男前につくるんだな、覚えておけ』
ガラにもなく笑ってしまう。
そのまま部屋に戻る。
あいつがこのぬいぐるみを作ってる様子が思い浮かべられる。それが愛おしくてたまらない。
『……くそ………いい加減俺のこと………意識しろ………バカ………』
俺はの唇があたったところにそっと口付けをする_______
『……………クソ、俺の顔じゃねぇか気持ち悪ぃ』
Fin