第2章 ぬいぐるみ【リヴァイ/甘々】
兵長はぬいぐるみをいろんな角度から眺めている。
『…………まあ、悪くない。とりあえず貰っておく』
『あ、ありがとうございます…!!それじゃ私は失礼しま_____』
『まて』
後ろへ振り返り来た道を帰ろうとした時、兵長に呼ばれ後ろを振り返る。
すると________
目の前には兵長の顔。
『えっ___んんっ、』
唇に広がったのは唇の感覚…………ではなく、布と接着剤の香りだった。
『俺のぬいぐるみを作るならもっと男前につくるんだな、覚えておけ』
フッと微笑む兵長を一瞬見れて私の身体は一気に熱くなった。
『び、っくりした………』
兵長が部屋に戻ったあと私は唇を抑えながらその場に座り込んでしまう。
……………なんなの、兵長………私の心臓爆発させる気なの…………?
やだ、もう………恥ずかしい…………
私は明日から兵長に会ったときどんな顔をすればいいのかずっと考えていた。
→おまけ