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【ハイキュー】君じゃなきゃダメな理由【月島目線】

第11章 ヤキモチと本音


ここら辺で一番の繁華街。

「で、ついたけど、なにしたい?」

「ゲームセンター行こうよ!!」

「ん、わかった」

二人でゲームセンターに着くと、

由佳は小さなキャラクターの

クレーンゲームを早速やり始めた。

あっ。とか声を漏らすと出口からポトンと

音がしてみてみると二つとも同じマスコットが取れていた。

赤色の糸でグルグル巻いてあるブードゥー人形だか呼ばれているマスコット。


「本当は黄緑の子狙ってたんだけどなぁ…でも取れたからいっか!」

「そーだね。取れないよりはマシなんじゃない?」

そーゆうやり取りをしていると、

「はいっ!スマホにつけて!あたしもつけるから!」

と僕にもう一つを渡してきた。

「僕のスマホ、カバーもつけてないから、ストラップをつけられる場所なんてないんだけど?」

「え…。そうなんだ…。じゃあ、仕方ないね…」

なんてあからさまに落ち込む顔を見て…

近くにある百均でイヤホンジャック買えばつけられるよね…

と考えて。

「ねぇ、蛍はクレーンゲーム得意?」

「苦手ではないけど…なんで?」

「あれ、欲しいなって思って…」

見てみると、ピンク色と水色の狼が可愛くデフォルメされて

抱き合っているぬいぐるみだ。

磁石で取り外し可能と説明されている。

由佳はこういうモノを選ぶんだろう…?

期待しちゃうようなモノや行動ばっかりで。

無言でそのゲーム機にお金を入れて操作していくと

なかなか難しく結局500円を二回入れ、

最後の最後で落ちてくれた。

「はい…」

と渡すとやっぱり由佳は抱き合っているのを

外してピンク色の方を僕に渡して

「こっちは蛍のね!」

って…。

店員さんが袋を渡してきたので

「わかったから、入れといてよ。ずっとなんて持ってられないし」

満面の笑みで

「うん!」

と頷くと、シューティングゲームの方に行って手招きをしている。
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