第10章 9章 新たな姿
私は告げた。
梨雄に好きだと。
梨雄はびっくりしている。
「え?だって前澪、俺のことふったよな?つい最近だろ?」
かなり困惑しているように思える。
私は「実はあの時もうすでに梨雄のことが好きでした。けど二人の関係壊したくなくて二人とも断ったの。」
そうゆうと梨雄は「澪はいつも周りばっか気にし過ぎなんだよ。自分、大事にしろよ。1番大事なのは澪の気持ちなんだよ?」そういった。
私は「ごめんなさい。お返事は後日でも構わないです。」
そういってその場を去ろうとすると手が後ろから引っ張られた。
もちろん梨雄だ。
「今、返事してもいいかな?」そういう。
私は「構わないけど。」そういうと
彼は今までにない笑顔で「俺と付き合ってください。」といった。
前好きだと言われたときは顔が少し強張っていた気がする。
けれど今は違う。
自信と輝きに満ちた笑顔。
私は「はい。よろしくお願いします」といった。
私は少し顔が赤かったと思う。
すると彼は「やっと俺のものになった。」と歯を見せて笑った。
私はまだ彼のことを全部知らない。
けれど今からたくさん彼のことを知っていきたいと思う。
空はもう真っ暗でたくさんの星が光り輝いている。
私はその空の下
[この幸せが続きますように]
と願った。