第9章 8章 重なる想い、交差する友情
時間は過ぎて電車に乗る時間。
私は二人に同時に返事をすることにした。
なので私はいつも乗る電車の次の電車で遅刻ぎりぎりにはなるが学校にいくことにして私は梨雄と誠くんに「この前の件のお返事なのだけど会ってちゃんと返事したいので今日学校終わってから会えませんか?」とメッセージを送った。
それからしばらくして二人からは個別でちゃんと返事が来た。
私は二人に同じ集合場所、同じ時刻で伝え携帯をしまった。
それからしばらくして学校に着いた。
久しぶりの教室、久しぶりの自分の席。
そして友人。
けれど友人といえど私はおそらく彼女達の中でたくさんの友人の中の一人に過ぎない。
私はこうゆうときに思う。
こんなことを相談できるような友人がいればよかったのに。
と。
私は今まで友人を作ろうと思わなかった。
たくさんの人とつるむのが好きじゃなかった。
けれど最近、梨雄と知り合ってから良く思う。
親友っていいなって。
梨雄は自分の話をするときいつも楽しそうに誠くんのことを話す。
私もこんなような友人が欲しいって。
こんなふうに思う日が来ると思ってなかった。
だからここ数日はなんどもなんども思った。
梨雄と誠くんの間にそんな確執を作りたくない。
私という存在のせいで大切な親友を失ってほしくないと。
どうすればいいかもわからないけど私は私なりのやり方でやるしかない。
昔、亡くなったおばあちゃんに自分を大切にしなさいと何度もいわれた。
けれど今は自分の気持ちより彼らの友情を優先すべきだと思う。
おばあちゃん、ごめんなさい。