第8章 7章 私の気持ち
返事に困りながら数日。
あと二日で夏休み明けだ。
あれから誠くんとは連絡をとっていない。
というか連絡なんてとれない。気まずいもの。
図書館にもいっていないし、梨雄さんとも会ってない。
けれど夏休みが終わるまでにしっかりと返事をしたい。
自分の気持ちがわからないのに返事をしようとしている。
そんな無責任な返事本当はしたくない。けどはっきりさせたい。
どうすればいいのかわからない。
いろいろ考えながら自室の机で突っ伏していると携帯がなった。
画面には工藤の文字。
どうやらチャットが届いたようだ。
内容を見ると
「今日、昼から会えるかな?」
そんな文字だった。
私は気分転換にもと思い
「うん、大丈夫だよ。何時頃にどこにしますか?」
そう返信した。
まだ敬語が少し抜けない。
すると
「1時頃に図書館近くのカフェでどう?」
そうかえってきた。
「うん、じゃあまたあとで」
と返信して携帯を閉じた。