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いつもの電車

第15章 14章 短い時間で。


梨雄Side



時刻は夕方。


今日は澪は留学手続きのため、遅れて行くとのことだったので会えていない。


だから、夕方を楽しみにしていた。



電車に乗るといつもの席に澪はいる。



俺は手を降って澪にかけよると「今日もお疲れ様」そういってくれる。



この時がどれだけ貴重な物かと今は思う。






4月になればもう彼女は日本にはいない。



だから、今の時間を今だからこそ大事に思える。




俺は彼女が海外に行くまでに向こうに行っても思い出せるくらいたくさんの思い出を作ってあげたいと思う。



確かにすこしの間かもしれない。



大きく見れば。



だがそんなすこしの間だったとしても俺らにはそれが大きく見える。




その大きな壁のような物を俺は澪と二人で乗り切りたいって思う。



俺の名前を呼んだり、俺の手をたまに握ってくれたり、時には帰り寝顔が見えてそんなかわいい子が俺と付き合ってると思うと今でも驚く。



今まで付き合ったこがかわいくなかったわけじゃない。


澪が可愛すぎるんだと思う。



そんなかわいい彼女のこころに俺はたくさんの思い出を向こうに飛ぶまでにプレゼントしたいと思っている。
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