第3章 3
「いだっ!何するアルか!このサドヤロー!」
巣昆布に必死なチャイナが可愛くて、ニヤついてしまうのを誰にもバレないようにするため、チャイナの頭を軽く叩いた
「頭が空っぽの奴を叩いたらどんな音がするかって思ったんでィ。可愛い好奇心でさァ」
「ムキーッ!誰の頭が空っぽネ!表に出ろヨ!今日こそ決着つけてやるアル!」
「望むところでさァ!今日こそ俺に服従させてみせまさァ」
本当はそんなことより
今日こそ俺に惚れさせてみる
チャイナとこうして取っ組み合いするのも
口喧嘩するのも
楽しくてしょうがない
本当は告白して俺のモンにしたいけど
まだその時じゃない
お前の心が葉の元にあるなら
俺が絶対奪ってみせる
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