第5章 新たなる日々
その刹那
白雪の中てぞくりと
何かが蠢いた
「へぇ……お前…ふっ…面白い」
僅かな変化も漏らさず
感じとった政宗が
不敵な笑みを浮かべる
白雪自信でさえ
まだ知らない何かを探る様に
政宗の長い指と舌が躯を這う
「やぁぁ…はぅ…はっ…やだぁ…」
その何かに
囚われそうな予感に怯え
与えられる快楽に
抗う様に身をよじる
鏡越しに
白雪の視線を確認してから
首筋に舌を伸ばして
ざらりと舐めると
ビクンと肩を跳ねあげ
甘い声をあげた
「はぁ…ん……あっあぁ…」
雄々しく反り立つ陰茎を
柔らかな尻に押し当て耳を食む
グリグリと押し付けながら
耳の穴に舌を差し込み
にゅるにゅると出し入れした
「だめぇ……ふぁ…やぁ…あぁ」
いつの間にか帯は解かれ
首筋に紅い花が咲く
溢れる乳房は政宗の手によって
自在に形を変える
「ふぁぁ…あぁ…あんっ…はっ」
政宗の残酷な指と舌が
白雪から理性を
奪っていくさまを
鏡の中で白雪が見ている
縫いとめられた
視線の先で淫らな姿を晒す
「あっ…はぁ…はっ……」
白い肌は紅潮し
芳しい匂いを漂わす
濡れた唇を緩ませ
甘い吐息を吐き
潤んだ瞳は虚ろになる
与えられる快楽に
政宗を誘うように
ゆっくりと膝が開かれていく
眼に映る
耳に響く
鼻を擽る
指に絡まる
舌に蕩ける
白雪の全てが
政宗の理性を溶かしていく
「ふっ…見ろよ白雪
半裸の女が脚を広げて
俺を誘ってるぞ」
鏡面に白雪を映して
政宗が鏡を指差す
「やぁっ……はっ…あぁっ…」
太腿を撫で上げながら羞恥を煽る
「くくっ…凄いな…もう伝ってる」
ぐいと膝裏を引かれると
露になった太腿に
つうっと蜜が伝う
「あぁ…いやぁ……ふっ…んっ…」
カシャンッ
身動いだ白雪の脚が
膳にぶつかり
その拍子にぱらぱらと
金米糖が転がり落ちる
政宗が拾い上げ
自分の舌に載せ
そのまま白雪の口を塞ぐ
ねっとりと絡まり合う舌が
固くて小さい塊とぶつかる
ゆっくりと二人の熱に溶けて
広がっていく仄かな甘さ
「美味いか?
…お前は甘くて美味いな癖になる…」
「んっ…はぁ…あま…い…政宗…も」
「ここは?」
「ひぅっ…」