第18章 9月5日
明るさを増す
陽光の中で
淫らに熟した躯を
隅々まで眼下に曝し
政宗を強請る白雪に
思考回路が溶けていく
「おねがい……欲しいの…っ」
蕩けた顔と声に
身体が灼熱の膿を持つ
「くれてやる…っ…ぜんぶ」
蜂蜜に熱した匙を
投げ込んだ様に
コプリと音をたてて
ゆっくりと沈んでいく
「ふぁぁっ…ぁ…」
待ち望んだ膣壁への圧迫に
身を固くして耐える白雪
ずんずんと最奥まで
押し広げながら浸入する
根本までしっかり埋め込んで
そのまま腰を回転させた
「ああっ…!」
一際高い声をあげると
ガクガクと小刻みに痙攣して
やがて政宗自身を
きゅうきゅうと締め付ける
「もう達したのか…っ…はぁ…
お前の中…熱くて溶けそうだ」
一度引き抜くと
とろとろと絡み付く汁が
絞られた果汁の様に滴り落ちた
「っ…やだぁ…抜いちゃやだぁ…」
愛らしいお強請りに
意地悪な笑みが洩れる
「欲しいのか…ほらっ…」
ぐちっ!…ぐちゅっ…ぐちゅっ
ぐぽっ…ねちゅっ…ねちゅっ…
一気に突き上げ何度も律動すれば
瞬く間に水音は激しさを増し
白雪の声も
激しさを増していく
「ひあっ…あっ…あっ…ひっ…」
蜜壺を突き上げながら
花芯を暴き剥出し擦りあげる
「やあっ…ひぃっ…だっ…だめぇっ」
直ぐ様両足が宙を漂い
腰が浮き上がる
指を止めず
突き上げる箇所を調整すれば…
「いっ…いいっ…だめっ…きもち…いっ
ああぁ…でちゃう…でちゃうのぉ」
頭を左右に揺らし
足先を縮めると
プシャァッ……
「んあぁぁ…っ」
政宗をしとどに濡らし
淫らな声をあげて果てた
それでも
政宗の熱は覚めることなく
遮二無二に腰を
打ち付け続ける
「やぁぁっ…だめぇ…」
いつ止まるのか
白雪の躯は何度となく
果てては又強烈な快感に
引きずり込まれる
「はっ…はぁ…もっと…もっとだ
俺を欲しがれ…白雪…好きだ」
「あっ…あい…して…あいして…る」
「あいし…てる」
「あいして…る」
何度も何度も
囁きあい
手も
脚も
唇も
舌も
溶け合い
絡まり合い
やがて結合分の境目が
溶けて分からなくなる頃
政宗は自身の欠片を
白雪の体内に注ぎ込む