第14章 ピックアップ御礼記念~真夏の戦国武将~
月灯りに照されて
白雪の首筋が白く浮き立つ
「んっ…だ…め…ここっ…そと」
甘い痺れに抗えず
より深く求めてしまう
「んんっ……だっ…めっ」
昼間から
美しい身体を
見せつけられて続け
二人きりになれず
我慢の限界だった
政宗は貪るように
白雪を離さない
「まっ…さむね…まって」
「あぁ…くそっ」
唸るように呟くと
白雪を横抱きに抱上げる
「政宗?」
余裕なく眉を寄せ
天幕へ急ぐ政宗の様子に
息を詰まらせる白雪
急性に求められることすら
喜びを感じずにいられない
天幕へ着くなり
少し乱暴に組敷かれる
行灯はなく
燭台が一つあるばかり
蝋燭の薄明かりの中で
乱れた浴衣の足元から
白く細い脚が覗き
政宗を増々煽っていく
ふくら脛から太腿を撫で上げ
内腿に口付ける
「んっ…」
そのまま唇を滑らせて
足の付け根に歯をたてた
「んあっ…」
ビクンと躯を仰け反らせる
撫で回すのとは反対の手が
白雪の脚を割り開かせた
仄かな光の中で政宗の指が
迷わず白雪の躯を滑る
長い指が柔かな花唇を
押し広げる
「やぁっ…」
空気に曝された蕾が
ヒクヒクと蠢き
政宗を誘う
ゴクリと音をたてて
唾を呑み込んだ
「いやしいな…
こんなにひくつかせて」
「っ…やだぁ…」
咄嗟に脚を閉じる白雪
「こら」
眉を寄せ白雪を睨む
「昼間はあいつらに
見せ付けた癖に…俺には隠すのか」
「なっ…見せつけてなんてないっ」
「お前のあんな姿を見て
あいつらがどう思ったか
お前は分からないのか」
口元に笑みをたたえ
軽い口調だけれど
その眼の奥には
獰猛な光が宿り
思わず身動いでしまう
「っ…なに言って…」
ドンッ
「逃げるな」
耳の脇に
腕を付かれて
動きを封じられる
すぐ側に青い瞳が迫り
眼を逸らせない
もう一方の手が
躯をなぞっていく
「皆見ていたな…この膨らみ
この曲線も…白く細い腕も」
言いながら政宗の指が
胸の膨らみを
腰の曲線を
すらりと伸びた腕を
ひとつひとつ確認するように
なぞっていく
「楽しかったか?」
「なっ…なにが…」
首筋をカブリと噛まれて
背中がぞわりと浮く
「んっ…」
「あいつらに
見せ付けて
誉められて嬉しかったろ?」
「そっ…そんなこと思ってないっ…」