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イケメン戦国~捕らわれた心~

第14章 ピックアップ御礼記念~真夏の戦国武将~


「ホルターネックに
ショートパンツ…
現代ならどちらかと
言えば控え目な露出なんだが」

「そうなの…
ずっと着物だったから
何だか手足出すのも恥ずかしくて」

頬を染めて
はにかむ白雪と

真面目な顔で
分析する佐助

「白雪…」

「政宗…変かな?」

「いや…凄く…かなり色っぽい」

政宗の耳に
生唾をのむ武将達の
音が聞こえてくる様だった

「えっ…もぉ…」

政宗の
あからさまな視線に
耳まで赤く染める白雪

「っ…おいお前ら
じろじろ見るなよ」

政宗が白雪の肩を掴み
くるっと背中を向けさせる

「きゃっ…」


「おー見ねぇ…」

頬を染めた
幸村が眼を逸らそうとして
背中の龍に釘つけになる

「な…んだ…それ…龍?」

「おぉ…白雪が入れた俺の化身
隻眼の龍だ…勝手に見んな」

初めて眼にした
幸村と佐助と謙信が
その美しい背中の龍を
複雑な心境で
見つめるのだった


「見たくなくても
目にはいるんですけど」

家康は眼を離せず
凝視して固まる

「白雪様…
そのように肌を晒しては
やわ肌が焼けて
しまわれませんか」

三成は白雪の
名の通り雪のように
白い肌が日焼けして
腫れるのを心配する

「おっ…おお…そうだな
三成いいことを言う」

見とれていた秀吉が
我に返り三成を追随する

「大丈夫!ちゃんと
袖を作ったから…
秀吉さん
三成君心配ありがとう」

「ならば…
はじめから着けてこい」

信長が呆れたように呟く

「信長様…
それが一人じゃ着れなくて」

「一人で着脱出来ぬとは
鎧でも着るつもりか」

色違いの瞳に
白雪のやわ肌を
写した謙信が眉を潜める

「謙信様っ…
物騒な事言わないで下さい」

白雪を見ていられなくて
総大将二人を差し置いて
家康が海に向かう

「…先に行ってます」

「待て徳川…
抜け駆けする気か」

家康の後を謙信が追い
信長が悠然とそれに続くと
慌てて秀吉や三成がそれを追う

「…信玄様が
居なくて良かったな」

「おーどんなこっぱずかしい
言葉を白雪に浴びせたことか」

「いや 下手をしたら
脱がせにかかるかも」

「その時は黙って
独眼竜に任せよう…」

佐助と幸村は
ぼそぼそと
呟きながら海へ向かう

ざふざぶと
波を掻き分けて海へ入る一行に

佐助がレクチャーを
開始するのだった



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