第35章 sweet

「翔っ、駄目だっ…も、出る…」

智さんのモノを握る手の動きを速める。

「翔っ！待てっ！」

焦ったように上体を起こした智さんが、俺の腕を掴んだ。

「はぁ…やば…イっちまうところだったわ…」

「さ、としさん？」

何で止めたの？首を傾げた俺に微笑む智さん。

「お前のナカでイキたい…」

「え？あ…はい…じゃあ…」

智さんの腿に跨がり、ローションを手に取ると智さんのモノに塗りつけた
少し前に移動し、そのままゆっくりと腰を下ろしてく。

「翔、ゴム着けてないぞ」

「んっ…今日は、このま、まで、いい…です。その方が、きも、ちいいんで、しょ？」

「んっ…いい、よ…」

智さんが気持ち良さそうに目を細めた。そんな智さんのことを見てるだけでナカがヒクヒクと蠢く。

「あぁ…しょ、お…そんな絞めたら、すぐにイッちまうって…」

なんだろう…挿れられてるのは俺なのに、なんだか俺が攻めてる気分。
腰を揺らすと智さんは眉間に皺を寄せ目を閉じた。

「はぁっ…しょっ…あっ…」

唇を薄く開き、熱い息を吐く…もっと、もっと気持ち良くなって…
智さんのお腹に手をつき、上下に大きく動くと智さんの腰がグッと突き上げられた。
　
「ああぁっっ！」

いきなり奥を突かれ、気持ちいいとこを擦られた。

「やっぱ無理だわ…俺が、お前のこと気持ちよくしたい…」

そういって起き上がった智さんは俺のパジャマのボタンをはずし始めた。