第33章 シルキー
抱き合ったせいでふたりの塊が触れ合った。
少し腰を動かすとお互いのモノ同士が擦れ合う。
「あ…さ、としっ…」
「気持ちいいね…」
「う、ん…」
腰を揺すりながら翔の後ろの口を指でなぞった。そのままクルクルと入口を何度も撫でる。
ビクッとしながらも抵抗せずにその行為を受け入れてくれる翔。
でも指がナカへと進んでいかない。入れる場所じゃねぇもんな…
子供の頃母ちゃんに解熱剤の座薬を入れて貰うときも大変だった。痛くて騒いだら母ちゃんがベビーオイルつけてくれたんだ。
「翔、ボディーオイルある?」
「もちろんあるけど…」
「貸してくれる?」
「え…今?」
驚きの表情を見せた。そりゃそうか、このタイミングで止められてボディーオイル貸せ、だなんて。
「指が入って行かないから滑りの良くなるものが必要なんだ」
「あっ…」
意味がわかったようで顔を紅く染めた。
「そこに…」
翔が指差したのはボディークリームが置かれているベッドのヘッドボード。
「ボトルのやつがそう」
俺は翔の腕の腕を取り起き上がった。
「ベッド行こ?」
「うん…」
ベッドに移動しボトルを手に取った。
「これでいいの?」
翔が頷いたからそれを手元に置き翔の脚を開いた。
ボトルを開け中身を手のひらに出し中指に纏わせる。
入口を撫でそのまま押し込んだ。
「あっ!」
翔の身体が跳ねた。
「痛い?」
「ううん、大丈夫…」
翔の表情を確認しながらナカで指を動かす。
痛みを感じる様子はなさそう…時たまビクッと身体が震えると翔の勃ち上がってる中心も揺れるからそれを握って擦った。
手のひらに残ったボディーオイルのせいで滑りがいいな。
「あっ、あ…さとしぃっ…」
翔のナカがぎゅっと締まる。
「気持ちいいの?」
「いい…あ、ダメっ、イッちゃうっ」
身体をピクピクと動かしながらシーツを強く握りしめる様が限界が近いことを物語っていた。
俺は身体を倒し胸の突起を唇で摘まんだ。
「ああぁっっ!」
翔は大きな矯声と共に熱を吐き出した。