第32章 麗しのキミ
「智さんっ、もう大丈夫だから」
「そう?」
智さんが俺の中心から手を離した。ホッと息を吐き智さんを寝かせた。
智さんの脚を開き入口に中心を押し付けゆっくりと進めた。
「あっ…」
先が入ったところで智さんの身体がビクッとした。
「痛い?大丈夫?」
「ん…大丈夫…」
「なら続けるよ?痛かったら止めてね?」
「うん、わかった…」
ゆっくりと進めるけど中々挿っていかない。やっぱり滑りが足りないか…
「智さん、やっぱり今日は止めよ?これ以上は無理だよ」
「ヤダッ…止めないで…」
すがるような目で見つめられるけどどうすりゃいいんだ…智さんを傷つけたくないし。
「潤…一回抜いて?」
智さんから出ると智さんは立ち上がり部屋から出ていくと何かを手にして戻ってきた。
「これ使って?」
差し出されたのは
「ハンドオイル?」
「うん、翔ちゃんがいつも買ってきてくれるの。僕にとって手は商売道具だからって。
これで滑りよくして?」
翔さん、こんな所まで世話してたのかよ…まぁ、今はありがたく使わせて貰うけど。
それを手に取り俺の中心に塗りたくった。
「じゃあもう一度行くよ」
「ん、来て…」
智さんの脚を抱えるとまたナカに挿って行く。
今度はさっきよりも進みがいい。
それでも智さんの負担にならないようにゆっくりと進んでいった。
「ふぅ~…智さん、挿った」
「うん…嬉し、潤っ…」
俺の首に腕を回し抱き寄せられるとキスをされた。
智さんのキスはやはり激しくて、俺の中心が脈を打つ。
「あ、んっ…潤…」
「ごめん。智さんのキスが激しいんだもん…智さん人付き合い無いって言うから彼女とかいないのかと思ってたけどいたんだ」
「え、いないよ?僕、今まで恋人いたことない」