第32章 麗しのキミ

はじめの頃こそ少し抵抗していた智さん。続けているうちに俺の首に腕を回し求めるように舌を絡ませてきた。

俺は再び智さんを床に寝かせ、ズボンと下着を下にずらした。

智さんの中心はまた少し形を変え始めていて、それを確認した俺は智さんの後ろの口に指を這わせた。

「あっ…」

智さんが吃驚したように唇を離し俺を見上げた。

「駄目？」

無理強いはしたくない…俺は極力優しく問い掛けると智さんはそれに応えてくれるように優しく微笑んだ。

「ううん…いいよ」

「優しくするからね…」

「ふふっ、潤に任せる…」

後ろの口に這わせた指を少しナカに挿れた。

「あ…」

「痛い？」

「ううん…」

否定はするけど本来挿れる場所じゃないんだから痛むよな。
指を口に含み唾液を纏わせる。

もう一度後ろの入口に指を差し込んだ。
俺は何度も指をくわえ唾液を絡めては少しずつナカを広げるように解していった。

「はぁ…」

「智さん？」

だいぶ指がスムーズに動くようになってくると智さんから熱を含んだ吐息が漏れた。

「潤…まだ？」

「え？」

「早く、潤が欲しい…」

欲情に染まったその表情…この表情に誘われない人間がいるんだろうか？

俺は智さんのズボンと下着を一緒に脱がせると自分のズボンのファスナーを下げ、中からずっと勃ちあがったままの俺の中心を取り出した。

でもこのまま挿れたら痛いよな…そう思って躊躇っていると智さんが上半身を起こし俺の中心を掴むとペロッと舐めあげた。

「智さんっ」

「濡らさないと挿れられないでしょ？」

ニコッと笑い俺の中心をペロペロと何度も舐めあげる。
視覚的にも感覚的にもヤバすぎる…これじゃ智さんに挿れる前にイッちまう。