第29章 可愛いアナタ

「あっ…」

先が入った瞬間翔ちゃんのナカがギュッと締まった。

「痛い？」

「ううん、大丈夫…ちょっと吃驚しただけ」

「なら進めるよ？」

「いいよ…」

押し進めようとしてもナカが締まったままの状態で入っていけない。

「翔ちゃん、力抜けない？」

「え、あ…うん、やってみる」

翔ちゃんは大きく息を吸い一気に吐き出した。するとナカの力も抜け進んでいくことが出来た。

「翔ちゃん、上手…ナカ緩んだよ？」

「ほんと？やった…あ、ん…」

誉められて子供のように喜んでいたのに急に喘ぎ声を漏らす。このギャップに段々ハマってきた。

「気持ちいいの？」

「ふっ、ぅん…さっきの、い、とこ…擦った…」

「ここ？」

「あぁんっ…そこっ…」

またナカがギュッと締まったけどある程度入ってるせいか動くことは出来た。同じところを擦るようにゆっくりと腰を振る。

「ああっ！まさきっ…イイッ…」

眉間にシワを寄せ自分の身体を抱きしめるように身悶え快感を全身で表す翔ちゃん。そんな翔ちゃんに応えるように俺の抽挿のスピードは上がっていった。

「ふぁあっっ、あ、ぁ…い、いっ…ま、さきぃ…」

翔ちゃんの目が薄く開き、俺に手を伸ばしてきた。俺は翔ちゃんの手を握りしめ、フィニッシュに向かって渾身の力で突き上げる。

「あぁっ…なにか、くるよぉ、まさきっ…」

「大丈夫だから…そのまま感じてて？…一緒に、イこ？」

翔ちゃんはブンブンと首を縦に振った。俺は翔ちゃんにのし掛かり抱きしめながら何度も腰を討ちつけた。

「ああぁぁっっ！」

叫び声に近い喘ぎ声。腕の中の翔ちゃんの身体が硬直する…ナカの締め付けが一層キツくなったかと思ったら、俺の腹に押さえ込まれてる翔ちゃんの中心がぴくぴくと動きその周辺がじんわりと温かくなった。
翔ちゃんの後を追うように俺は翔ちゃんのナカに熱を吐き出した。