第7章 first mission
部屋を出ると翔さんたちはまだ起きて来ていなくて…
「翔さんたちまだ寝てるのかな?」
「休みだからね、ゆっくり寝てるんじゃない?社会人は仕事で疲れてるんでしょ」
「だな…じゃあ、そぉっとバスルーム行くか」
「そうだね、起こしちゃ悪いし」
和とふたりバスルームに向かった。
『あんっ!』
バスルームの前で和と顔を見合わせた。
「智さん?」
『あぁっ、しょ、もっ、と…』
『智、気持ちいいの?』
『あっ、ん、い、い…』
『素直な智いいねぇ…』
『ああっ!やっ、しょっ、そ、んな、急に…あんっ、はぁっ…あ、ん、あぁっ!』
顔を真っ赤に染める和の腕を掴みバスルームに入った。
「和…大丈夫?」
「う、ん…ちょっとびっくりしたけど…」
「まさか朝からしてるとはな…智さん意外と積極的だし」
「でも、色っぽかったね…大野さんの声」
「和も相当だけどな」
「え?俺、そんな?」
「うん、超絶色っぽいよ?声も表情も…だから抑えが効かなくなったんだから」
「や、なんかはずいんだけど…」
「そお?俺は嬉しいけど?」
「潤くんが嬉しくても…」
顔を赤らめる和。
「なんで?俺が嬉しいんだからいいんじゃないの?もっと色っぽい和が見たいよ…」
和の頬に手を沿えて上を向かせ顔を近づけた。
ガチャッ!
「あ、わりぃ、いたんだ」
「あ、おはよ、翔さん」
慌てて和から離れた。
「おはよ、邪魔したな…風呂使うんだろ?」
「翔さんも使うんじゃないの?」
「いいよ、先使えよ…部屋戻ってるから終わったら呼んで」
「うん、じゃあお先…」
翔さんが出ていった。
「焦ったね…」
「うん、もう今日は止めようね」
「え~、もっとしたかったのに」
「また今度、翔ちゃん待ってるから早くシャワーしちゃお」
「わかったよ」
和の唇にチュッとキスをして
「これで我慢する」
「もぉ~駄目って言ってるのに」
口では怒ってるけど顔は嬉しそうだよ?やっぱり素直じゃない和も可愛いな…