第7章 終・嘘つきとさよなら
風夜「えー…、全然違うじゃねぇか…;」
ぷりぷり怒った様子の蛇鏡眼に風夜は少し引いた
『"黒イ斬撃"!!!!』
蛇鏡「!!? "袖の壁"!!」
ルナが放った黒い斬撃をすぐさま反応した蛇鏡眼が伸びた袖で防いだ
『ナッ…!!?』
蛇鏡「ふふ、真の力は悪を貫く。 君は私達には勝てないよ?」
『雑魚ガ…!! 俺ノ一撃ヲ防イダダケデ調子ニ乗ルナ!!!!』
蛇鏡「……ホント、おびえちゃって馬鹿みたい」
蛇鏡眼のその言葉にルナはカチンッと頭に来た
『俺ハオビエテナドイナイ!! テメェ等ハ殺ス!!!! 邪魔スル奴ハ殺スシカネェンダヨ!!!!!!』
蛇鏡「…そう、そんなにも主………時音風夜が"怖い"の?」
ピタッと、ルナの動きが止まった
風夜「ルナは俺が…、怖い…?」
蛇鏡「…彼女は主に…、"時音風夜"に拒絶される事が恐ろしいのですよ」
『何ヲ言イヤガル…!! 俺ハ兄サン以外何モイラナイ!! イルモノカ!!!!』
蛇鏡「では何故、主を殺そうとする? どうでもいいのなら、放っておいて貴方の兄を何処へでも探しに行けばいい」