第7章 終・嘘つきとさよなら
実体化した無限蛇は腹を抱えて大声で笑い出した
『…下品な笑い方だな、クソ野郎が』
ルナの言葉にぴたりっと無限蛇が笑うのをやめた
無限「…あぁ、口の悪い小娘だな…。 ……いや」
くっくっと無限蛇は小さくまた笑い出しながらルナを見た
無限「お前…、"誰"だ?」
散神「…誰…だと…?」
無限蛇の問いかけを聞いて散神は実体化した
無限「お前から、違う"気配"を感じる…」
散神「なっ何を言うか貴様…!! 主から主以外の気配など契約獣の我がいち早く気づく…」
散神はルナを見たら、目を見開いた
『…アァ、気付イタノカ?』
狂気に満ちた瞳で、ニタリッと笑うルナの姿があった
無限「お前…、誰だ?」
『クックック…、俺ハコノ小娘ダ』
無限「いや、それとはまた別の感じが…、まるで……何かの力によって押し出されたような…」
『ソウ!!!! 俺ハルナガズット押シ込ンデイタ感情!!!!! "本当ノ私"ダ!!!!!』