第7章 終・嘘つきとさよなら
いつの間にか後ろに立っている炎火。 血塗れで倒れている炎火は炎になって消えた
「…ほぅ、ただの雑魚ではないようだね…」
炎火「俺をナメるなって言っただろうが…」
『交代だ炎火』
相手と睨み合っている炎火をルナは止めた
炎火「はぁ!!? 今からだってのに…!!!!」
『黙れ』
炎火「すみません」
キッとルナが睨むと炎火はすぐさま謝って離れた←
『…お前、何を覚悟して契約刀使いになった』
ルナの問いかけに相手はぴくりっと反応した
「…そんな事を聞いてどうする?」
『俺は"誰よりも強くなる"、それが俺の覚悟だ』
「…ありきたりな覚悟だね」
『だが遊び半分で決めた覚悟じゃねぇ、俺は全部思い出したんだ…。 強くなる事を決めたのは
亡くなった兄さんの為だった事を』
風夜「ルナが探していた兄…、亡くなってたのか…?」
優「俺もビックリだよ…」
『そしてもう一つ…。 "魔の書"は俺の兄さんが作り出し、俺が引き継いで完成させたという事』
ルナの言葉に風夜達は驚きを隠せなかった