第7章 終・嘘つきとさよなら
\望んだ事は?/
「…満足?」
『地土に能力を使って、一希にも能力を使って苦しませて、…雷電が死んで!!!! 満足したかって聞いてんだよ!!!!』
ギロッと相手を睨むルナ
「…雷電を殺したのは一希だ…」
『お前が能力さえ使わなければこんな事にはならなかった』
「俺は一希が心の中に秘めていた感情を引きずり出しただけだ…」
『"無理矢理"引きずり出したんだろうが!!!!』
ルナは怒鳴りながら首の後ろの入れ墨から契約刀を引き抜いた
『かかって来いよ、同じ契約刀使い同士で正々堂々と戦おうじゃねぇか…!!』
「…いいよ、"無限蛇"」
相手は左膝から契約刀を引き抜いた、風夜のと瓜二つの刀…
優「雷電…、本当に死んでしまったのか…?」
優は息絶えている雷電の手を握った
風夜「…悪い…、雷電は俺をかばって…」
優「…風夜をかばって…、そうか…」
風夜「責めるなら俺を責めてくれっ…!」
優「…責めないよ、知ってるもん俺。 雷電が風夜を助けたい顔してたの」
辛そうな表情をしながら優は笑った
風夜「…雷電が…?」
優「雷電があの時、風夜に当たった事を酷く後悔してた…」