第7章 終・嘘つきとさよなら
一希「ルナ…、僕ハ……僕はソッチには行けナイヨ…!!!!」
『いや、来るんだ。 …お前は黒蝶組なんだ』
一希「僕…ハ…」
『地土は帰ってきた…、俺には分かる。 一希だって、こっちに帰って来たいんだろ?』
ルナは一希に歩み寄る
一希「ボッ僕に寄ルな!!!!」
『…お前、前に俺に問いかけたよな?』
一希「知ラナイ!! 来るナッ…!!!!」
『俺が、"何で生きる"のかをな』
一希「ッ…!」
ルナは一希の真っ正面で立ち止まった
『生きる理由が分からなきゃ、生きられないわけじゃねぇだろうが!!!!!!!!』
こんなにちっぽけな一つの存在だから…
『生きているだけ有り難いと思え馬鹿一希!!!!!!!!』
=ガシャンッ!!=
ルナは一希の仮面を拳で殴ると、ヒビ割れて、砕け散った
『黒蝶組は生きる理由にすらならないちっぽけな場所なのかよ…!!!!』
一希「…ルナ…」