第7章 終・嘘つきとさよなら
【安心しろ一希】
【風夜…?】
【お前に何かあっても、最後には必ず俺が受け止めてやる】
=ズシャッ=
一希「…何…デ…?」
雷電「何で…だろうな…?」
風夜の代わりに、腹に一希の刀の刃が貫通している雷電
風夜「らい……でん……?」
雷電「…悪かった…な…、風夜…?」
ツーッと口の端から一筋の血を流しながら雷電は笑って謝った
風夜「どうして謝るんだよ…、どうして俺をかばったんだよ…!!?」
雷電「…お前は、疑われたら…泣きそうな顔を…してたもん…な…?」
顔をしかめながら雷電は一希の刀の刃を引き抜き、その場に倒れ込んだ
風夜「待ってろ雷電!! 今すぐにルナを…!!」