第7章 終・嘘つきとさよなら
【あの"影の子"を何処へやった!!?】
【あの子は何処かへ行きました】
【私達は何も知りません】
【俺達も知りません】
【嘘をつくではない!! お前達が何処かヘ逃がしたのだろう!!? たかが一人の子であろうが!!!!】
怒鳴り散らす声と、冷静な声で話す母と父と兄三人の声が聞こえる
【あの子は私達の子、大切な子です】
【俺達は一族より、たかが一人の子を選んだんです】
【一族の恥共がぁああああ!!!!!!!】
=ザシュッ=
そして、母も父も兄三人の声も聞こえなくなった
【"影の子"はどうしますか? 探しますか?】
【よい! "影の子"といっても所詮は子供、この世の中を一人で生き抜く事は出来ぬ
生きれるものなら生きてみろ】