第7章 終・嘘つきとさよなら
「何が言いたいのか聞いているんだ!!!!」
地土「十四年前に俺が殺した…、あの"副隊長"が原因だろう? 飽きずに俺を探し続けて来たのも、その目の下の隈も…」
「黙れ!!!!」
目の下に隈が出来ている男は怒鳴った
「俺は自分さえよければいいんだ…!!!!」
【私は誰かの為に…】
「だから他の奴等の事など…!!!!」
【放浪人(ホウロウジン)隊長、この浜類が命にかえてお守りします…】
地土「あの副隊長は幼かったな、首を掴んだ時にすぐに分かった」
地土の言葉にぴくりっと反応して目の下に隈が出来ている男・浪人は地土を睨んだ
地土はニィッと口角を上げて笑った
地土「"復讐"したいんだろう? 副隊長の奴を殺した悪魔の俺を…、あの女の未来を奪った俺を!!!!!!」