第7章 終・嘘つきとさよなら
『…分かったよ! だから引っ張んじゃねぇ!!(怒)』
=ドガッ=
炎火「ひでぇ!!(泣)」
走りながらもルナに一発蹴りを入れられた炎火←
地土「あぁ…、お前はしつこい奴のようだな…」
「黙れ悪魔が!! "十四年前"の事を忘れたとは言わせないぞ…!!」
目の下に隈が出来ている男の言葉に地土は目を細めた
地土「…忘れた」
そう言って地土はニッと笑った
「貴様…!!」
地土「俺はお前が怒る理由が分からねえな」
「そんなもの一つに決まっているだろう!!?」
地土「…本当にそうか…?」
疑いの眼差しを向けてくる地土に目の下に隈が出来ている男は眉間にシワを寄せた
「…何が言いたい」
地土「変わらねぇな? 十四年前も今も」
「いや、俺は変わった」
地土「…何が変わった? お前の何が、"何"を変えた?」
「前の俺が今の俺に変えたんだよ!!」
地土「過去のお前がお前自身を変えた…? ハハッ!! 本当にそう思っているのか!!?」